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脳のワーキングメモリとゴルフの上達

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ゴルフをかれこれ2年以上続けてきました。これまで練習場ではそこそこ打てるのに、コースではミスショットを連発するなど、なかなか上達はしなかったのですが、ここ最近上達の波が来ているような気がします。

この上達の要因は今の先生との相性の良さなのかなと思います。レッスンのときでも、その先生の前だと調子が良くなります。

で、この相性の良さはどこから来るのだろうと考えると、先生があれこれ言わないことに尽きるのかなと思います。マンツーマンレッスンなのですが、今の先生は「これはレッスンなのか?」と思うくらいほとんど何も言いません。せいぜいワンポイント指導してくれるくらいで一人で黙々と打ってる時間がほとんどです。

この何も言わないレッスンは、以前読んだ「脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する」によれば実は合理的な教え方のようです。

スイングの一連の動きを学習する際は、脳は次の順序で指令を出します。

前頭前皮質(ワーキングメモリ)→小脳→運動皮質 

この流れの中で1か所でもエラーが生じるとミスショットになります。

この3つのうち、コーチの指示を処理するのがワーキングメモリです。「アドレスは正しいか」「グリップは正しいか」「トップの位置は正しいか」「ボールを見る位置は正しいか」等チェックする事項が多くなると、ワーキングメモリにかかる負荷が多くなり、身体の動きやバランスを調整している脳の領域が正常に働かなくなります。

初心者がベテランゴルファーに隣であれこれ言われると必ずといっていいほどミスをしますが、これにはこの脳の動きが関係しているようです。

スイングを覚える際は、ワーキングメモリを使わずに小脳→運動皮質だけのループで覚えるのが効果的なようです。いわゆる身体に覚えさせる状態です。

小脳・運動皮質ループにより解放されたワーキングメモリはイレギュラーな事態やプレッシャーのかかる状況に対応する際に活躍します。

パター練習を用いた実験でも、プロからの詳しい指示を与え、ワーキングメモリをフル活用してパターを練習した人たちと指示を与えずワーキングメモリを解放してパターを練習した人たちとでは、後者の方がプレッシャーに強くなるという結果が出ているようです。

私の上達がこれまで遅かったのも、ワーキングメモリをスイングそのものに割り振りすぎていて、コースの芝や傾斜などのイレギュラー要素やプレッシャーに割り当てるためのワーキングメモリが残っておらず、エラーが多発していたのかなぁと思います。