巷ではスラムダンクの映画が絶賛上映中です。
私もちょうどスラムダンク世代で、漫画もアニメも10回以上はリピートしました。
残念ながら仕事と子育てで忙しく、まだ映画は見に行けてません。
映画は湘北対山王戦が舞台となっていますが、個人的に一番好きな試合は湘北対海南戦です。
社会人になってから読み返すと、同じ漫画でもまた見方が変わってきて今でも楽しめます。
個人的に好きなシーンは、湘北の大黒柱の赤木が怪我で退場した直後の海南の牧と清田のやり取りです。
湘北のインサイドの要であった赤木の退場により、湘北のインサイドのディフェンス力は弱まりました。海南はこれを好機とみてすかさずオフェンスをインサイド主体に切り替えます。
これに対し、1年生の清田が「相手の弱みにつけこむようなことしなくても勝てますよ」と苦言を呈します。
それを受けたキャプテンの牧は、「清田・・・あの文字が見えねえか」と清田に投げかけます。そこには「常勝」と書かれた海南の横断幕がありました。
牧は「海南のプレイヤーなら甘ったれたことを言うな」と清田を諭したのでした。
相手が弱みを見せたらすかさずそこを突くという、17年連続インターハイ出場の常勝軍団の海南の哲学が詰まったシーンです。
弁護士も紛争を扱うので、相手の弱いところを攻めることも仕事の一つです。ときには、ちょっとここを攻めるのは気の毒かなと思うこともあります。そういったときに思い出されるのが湘北・海南戦のこのシーンなのでした。